風しんについて

更新日:2022年04月01日

風しん

風しんウイルスの飛沫感染(ウイルスや細菌がせきなどと共に空気中へ飛び出し、人に感染する方式)によって起こる病気です。
軽い症状ではじまり、発しん、発熱、後頚部リンパ節膨張などが主症状です。その他眼球結膜の充血もみられます。
発しんも熱も約3日間でなおりますので、「三日はしか」ともよばれています。
合併症として関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。
血小板減少性紫斑病は患者3000人に1人、脳炎は患者6000人に1人くらいです。
年長児や大人になってからかかると一般に重症になりやすく、3日ではなおらないことが多いのです。
妊婦が妊娠早期にかかりますと、先天性風しん症候群と呼ばれる児(心奇形、白内障、聴力障害など)が生まれる可能性が高くなりますから、妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。

風しん(三日はしか)ワクチン(弱毒生ワクチン)

2~3歳になるとかかる人が急に増えますので、3歳までに受けるようにしましょう。男の子も女の子も受けることになります。
保育園や幼稚園に行く人は、麻しん(はしか)に続いて入園の前にすませましょう。お母さんが次の子どもを妊娠中であっても、お子さんは受けられます。

風しん(三日はしか)ワクチンの副反応

風しんワクチンは弱毒生ワクチンなので、接種後ウイルスが体内で増えます。
軽い発熱、発しん、リンパ節膨張などがみられますが、接種を受けた者100人中4人以下です。
成人女性は一過性の関節痛が接種を受けた者100人中6人程度にみられます。
ワクチン接種後1~2週間に接種者の咽頭からワクチンウイルスの排泄が認められることがありますが、まわりの人にはうつらないといわれています。

ご注意

予診票は、お子さんの健康状態に詳しい保護者が記入し、母子手帳と一緒に持参してください。
また、接種にはお子さんの健康状況をよく知っている保護者が連れて行きましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉課

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