當山紀念館
1935年(昭和10年)、當山久三の功績を記念して建設された、沖縄県内でも数少ない戦前の鉄筋コンクリート建物です。
當山久三の銅像建立事業のために集まった海外移民からの寄付金などの剰余金により建てられました。

當山紀念館(建立当時)
設計は昭和期の沖縄を代表する建築家・大城龍太郎(金武区出身)が請け負いました。
逆梁構造によって天井には梁がなく曲面となっており、丸窓などモダンなデザインが採用されています。
戦前は移民教育のほかハワイ渡航30周年記念式(1935年)や村会などに利用され、終戦後には私立幼稚園の園舎、その後は役場や教育委員会に使用されました。
沖縄県内でも数少ない戦前の鉄筋コンクリート建築であり、文化財としての価値を持つ建造物でもあります。
當山紀念館 リニュアルオープン(平成28年10月)
2016(平成28)年に、建築当初の姿に復元され、當山紀念館オープニングセレモニーが行われました。

現在は當山久三の業績や移民に関する資料を展示等に使用されています。
オープニングセレモニーには、海外からたくさんのシマヌチュも参加しました。
展示されている子供の頃の自分の写真を見つけた新里マーリオさん。
復元された當山紀念館

国登録有形文化財に登録
令和3年2月26日、国土の歴史的景観に寄与していることが文化庁によって評価され、金武町としては初めて国登録有形文化財として登録されました。

當山紀念館
開館時間
午前9時~午後4時(無料)
休館日
土曜日・日曜日・祝日(慰霊の日)・年末年始
お問い合わせ
金武町役場 企画課 電話番号 098-968-6262
この記事に関するお問い合わせ先
企画課
〒904-1292 沖縄県国頭郡金武町字金武1番地
TEL:098-968-6262 FAX:098-968-2475
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更新日:2023年10月18日