特定外来生物ツルヒヨドリについて
特定外来生物「ツルヒヨドリ」とは
ツルヒヨドリは驚異的な繁殖力を持ったキク科つる性の植物です。1つの株を放っておくと1日に10cm、1年で25m四方に広がってしまうため、農作物や生態系に大きな被害を及ぼす可能性があります。発見した場合、すぐに防除することが必要ですが適切な防除ができない場合には生息区域を広げてしまう可能性があります。被害が出る前に、自身の所有する土地や建物は自身で防除しなければなりません。
また、この植物を栽培したり、拡げたりすることは外来生物法によって禁止されています。違反した場合、最高で個人の場合3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられる場合があります。
ツルヒヨドリを見つけた場合
ツルヒヨドリは早急に防除することが必要です。自身の土地や建物等であれば自身で防除しなければなりません。
防除の方法
飛散させない、根やつるを残さないように丁寧な作業を行う必要があります。以下の通り個人の土地、建物の敷地内で行う作業手順を記載しますので参考にされてください。
- 原則として燃えるゴミの日の前日に作業を行い翌日には回収できるようにしてください。
- 自身の車両によるゴミ収集施設等への運搬は絶対に行わないでください。
- 種や花がついているか確認する。
- 種や花がついている場合、先に切り取って袋等へ入れる。
- 種子を取り除いたら根を残さないように葉や茎、つるを抜き取る。
- 抜き取ったツルヒヨドリはもえる袋に二重に入れて密封状態をつくる。
- 除去したツルヒヨドリが残っていないか確認する。
- ツルヒヨドリがあった場所の土砂が他の場所に移動しないよう気をつける。
詳しくは環境省チラシ、パンフレット、沖縄県防除計画を参照ください。
環境省 パンフレット・リーフレット | 日本の外来種対策 | 外来生物法 (env.go.jp)
沖縄県https://www.pref.okinawa.jp/kurashikankyo/shizenseibutsu/1018702/1004814/1004820.html
更新日:2024年08月30日